親の入院・介護、何をすればいい?

すぐにすべきこと、お金のこと、考えること【親の入院・介護】

HOME 認知症

要介護認定を申請する【要介護認定】

投稿日:2021年3月22日 更新日:

解説

要介護認定の申請は代行してくれる

介護保険サービスを利用するための最初のステップが、要介護認定です。この認定結果次第で、受けられるサービスが変わります。親が住む市区町村の窓口で申請を行いますが、離れて暮らしている場合は、まず包括に相談してみましょう。家族がすでに介護保険を利用している場合は担当ケアマネ、病院に入院している場合は、病院のソーシャルワーカーが申請を代行してくれます。要介護認定の有効期間は、新規で原則6か月、更新の場合は3~36か月です。介護保険を利用し続けるためには、その都度更新手続きが必要です。

要介護認定調査には必ず立ち会う

要介護認定の際、調査員が自宅などにやってきて、親の心身状態や介護の状況を確認する認定調査を行います。自分は認知症ではないと思っている親にとって、質問にはかなり失礼と思われる内容もあります。子から見ればできていないことも、親のプライドから「できる」と答えてしまい、判定が低くなることもあります。そうならないためにも、左の調査票の質問内容を事前に把握したうえで、親と数日過ごし、様子を確認するとよいでしょう。認定調査当日、子は必ず同席して、ありのままの親の様子を調査員に伝えましょう。親の前で話しづらい場合は、メモを調査員に渡してもいいです。認定調査と、かかりつけ医が作成する主治医意見書によって判断され、1か月程度で判定結果が出ます。親が入院中の場合、退院後の介護を見越して、入院と同時に要介護認定を行う場合もあります。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

にほんブログ村 介護ブログへ

-HOME, 認知症
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

ひとり歩き(徘徊)を防止するための鍵の工夫【補助錠の活用】

HOME

ひとり歩き(徘徊)を防止するための鍵の工夫【補助錠の活用】

解説 ひとり歩き対策をしても外出する親 認知症の親のひとり歩き(徘徊)は、さまよい歩くので…

続きを読む

親の銀行口座からお金が下ろせなくなる前に考えること【成年後見制度・家族信託】

HOME

親の銀行口座からお金が下ろせなくなる前に考えること【成年後見制度・家族信託】

結論 成年後見制度でできること 認知症の親の入院や、介護施設への入居など、急にまとまったお…

続きを読む

認知症になったら障害者手帳を取得すべき?【精神障害者保健福祉手帳・身体障害者手帳】

HOME

認知症になったら障害者手帳を取得すべき?【精神障害者保健福祉手帳・身体障害者手帳】

結論 介護保険サービスが優先される 認知症で身体に障害がない方は、精神障害者保健福祉手帳、…

続きを読む

親の実家にある古すぎる家電に注意【家電の経年劣化】

HOME

親の実家にある古すぎる家電に注意【家電の経年劣化】

解説 30年以上経過した家電に注意 認知症の親に自立した生活を長く送って欲しいがゆえに、使…

続きを読む

離れた親のお墓参りはどうする?【墓参り代行・墓じまい】

HOME

離れた親のお墓参りはどうする?【墓参り代行・墓じまい】

解説 家から離れたお墓を引っ越す?代行を頼む? 介護中は、認知症の親の呼び寄せに慎重だった…

続きを読む

40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。