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離れた親のお墓参りはどうする?【墓参り代行・墓じまい】

投稿日:2021年6月17日 更新日:

解説

家から離れたお墓を引っ越す?代行を頼む?

介護中は、認知症の親の呼び寄せに慎重だった方でも、お墓の引っ越しなら構わないと考える方もいるかもしれません。お墓を引っ越す(改葬)には、石碑と遺骨をまるごと引っ越す方法や、石碑を立て、遺骨を移動し、前のお墓を処分する方法、骨の一部を分骨して納骨堂を利用する方法などがあります。あるいは、お墓はそのままにして、自分の代わりにお参りをお願いする墓参り代行サービスがあります。墓石の清掃、墓地の草むしり、お墓の様子を写真で撮ってレポートする、お花を飾るなどのサービスがあり、主に石材店や便利屋がサービスを提供しています。最近では、ふるさと納税の返礼品として、墓参り代行サービスを扱う自治体もあります。空き家管理サービス同様、親の生きている間でも、長期入院や施設入居などでお墓参りができなくなった場合にも、このサービスを利用できます。

墓じまいするという方法もある

お墓の跡継ぎがいない、管理費の負担が重い、お墓が遠くにあって、高齢で移動が大変などの理由から、お墓の管理を負担に感じ、更地にする墓じまいが増えています。改葬先として、公営墓地などにある合葬墓や、お寺や霊園などにある永代供養墓などがあります。契約時にお金を支払えば、以降の維持費がかかりませんし、お寺や霊園がお彼岸やお盆に合同供養を行ってくれます。しかしこれらは、他人の遺骨と一緒になる場合もあり、心理的に抵抗がある方もいます。さらに費用を抑えたい場合は、自分の手元に遺骨を置く手元供養や、遺骨を粉末状にして海や山などに散骨するという方法もあります。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

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福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。