親の入院・介護、何をすればいい?

すぐにすべきこと、お金のこと、考えること【親の入院・介護】

HOME 認知症

貼り紙を使って親の自立を促す【貼り紙の活用】

投稿日:2021年6月1日 更新日:

解説

貼り紙は大きくはっきり書く

認知症の親に注意を促したり、電化製品の使い方を教えたりする貼り紙は、介護にとても役立ちます。例えば、親がトイレの水洗ボタンの位置を忘れてしまったり、台所の水を流したままにしたりしても、壁に貼り紙をしておけば、忘れずに対応してくれる確率が高くなります。親と離れていると、直接伝えることができないので、貼り紙にその役割を担ってもらい、親の自立を促します。貼り紙は親に分かるよう、文字は大きくはっきり書き、理解できない横文字言葉は使わず、簡潔な言葉を使いましょう。また、絵やイラストを加える、色を使うなどの工夫をすると、さらに分かりやすい貼り紙になります。貼り紙は、親の目につきやすい場所に貼らないと、効果はありません。

貼り紙の貼り過ぎに注意する

親に自立した生活を長く送ってもらいたいと思うあまり、子は貼り紙を家中に貼ってしまいます。認知症の人は、複数のことに同時に注意を配るのが苦手なので、貼り紙は貼り過ぎず、必要な場所に限定して貼りましょう。貼り紙をセロハンテープで貼ると、紙がめくれたり、はがれ落ちたりすることもあります。また、親が理解したつもりになって、貼り紙は必要ないと、はがしてしまうこともあります。貼り紙をラミネート加工しておけば、劣化することなく長期で利用できますし、強力な両面テープ等で接着しておけば、親は簡単にはがせなくなります。また、腕に巻き付けるリストバンドタイプのメモは、バンドに直接書き込みが可能です。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

にほんブログ村 介護ブログへ

-HOME, 認知症
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

親の人生最終段階の話し合い【人生会議】

HOME

親の人生最終段階の話し合い【人生会議】

解説 人生会議は親の意思表示ができるうちに 認知症の祖母の子宮頸がんが見つかり、医師から余…

続きを読む

親がお金の管理ができなくなったら【日常生活自立支援事業】

HOME

親がお金の管理ができなくなったら【日常生活自立支援事業】

結論 金銭管理は日常生活自立支援事業を利用 親による日常で使うお金の預金からの出し入れや、…

続きを読む

認知症を予防するためには?

HOME

認知症を予防するためには?

結論 「認知症予防」は認知症になるのを遅らせること 政府が取りまとめた「認知症施策推進大綱…

続きを読む

親の家の家電を遠隔で操作する【スマートリモコン】

HOME

親の家の家電を遠隔で操作する【スマートリモコン】

解説 エアコンを遠隔で操作して親の住環境を整える スマートリモコンは、テレビやエアコンなど…

続きを読む

嫁や娘が介護する時代ではなくなった

HOME

嫁や娘が介護する時代ではなくなった

結論 嫁や娘が介護する時代ではなくなった 一昔前までは、介護は女性の役割とされ、妻が夫の両…

続きを読む

40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。