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怪しげな訪問販売や電話勧誘を撃退する方法【インターホン・固定電話の機能】

投稿日:2021年5月25日 更新日:

解説

訪問販売は録画機能付きインターホンで対応

認知症の方の消費者被害で特に多いのが、第4章で紹介した訪問販売と電話勧誘販売です。訪問販売の対策には、録画機能付きのインターホンが便利です。認知症の親は不要な商品を買わされたとしても、業者の名前や話した内容などを忘れてしまうこともあります。インターホンの録画には、やりとりの音声や映像が残るため、訪問者を特定できます。また、留守中の訪問者を録画できる機種や、親の家での訪問者の応対を子が遠隔でスマートフォンを使って代行できる機種、配線工事不要な電池式の録画機能付きの機種などもあります。録画機能付きインターホンは、1万円前後から購入可能ですが、電気工事が必要な場合は、別途費用がかかります。

固定電話で電話勧誘をシャットアウト

認知症の進行で携帯電話の操作ができなくなる可能性もあるため、固定電話は残しておきたいところです。固定電話にかかってくる電話勧誘の対策は、着信履歴が残るナンバーディスプレイが有効です。着信履歴の番号をネットで検索すれば、業者を特定できます。迷惑電話の場合は、その番号を着信拒否登録して、次回以降の電話勧誘をブロックします。訪問販売と同じく、電話の内容を自動録音しておくと便利です。録音機能付きの固定電話を購入するか、現在使用中の電話に後付けできる録音アダプタがあります。自治体によっては、次表の機能を持つ固定電話購入補助金やアダプタの無償貸し出しを行っています。一番簡単な電話勧誘対策は、「常に」留守番電話設定にして、親を電話に出さないことです。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

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40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。