
結論
見守りカメラの便利な機能
離れて暮らす親の介護で、最も活躍する家電製品は見守りカメラです。リビングなど親がよくいる部屋に設置し、親の表情や食事の様子をカメラで撮影します。その映像は、スマートフォン(スマホ)やパソコンを使って、自分の好きな場所、タイミングで何度でも確認できますし、録画機能付きの機種ならば、記録された映像をあとで見ることもできます。他にも、スマホに向かって話しかけると、見守りカメラから声が出て、親に声かけができる機種や、親が家を出るなどカメラの映像に動きがあったときに、スマホに通知がくる動体検知機能つきの機種、カメラが首を振って部屋全体を映し出す機種、夜間など暗闇でも親の様子が分かる機種などがあります。見守りカメラを親の家に1台設置すれば、各家族のスマホで親の様子を見ることができるので、きょうだいや親戚など、みんなで親の見守りが可能になります。また、親が利用する複数の部屋に見守りカメラを設置すれば、より安心で不安も解消されます。カメラは6000円前後から購入できますが、それよりも安価な海外製の見守りカメラは、セキュリティに問題がある場合もあるので、注意が必要です。
見守りカメラ以外で親を見守る方法
親がカメラの電源を抜いてしまう、親を監視しているようでいやだという方もいます。電源はコンセントの設置場所の工夫や、ケーブルをカバーで覆うと防止できる場合もあります。どうしても親が見守りカメラをいやがる場合は、次表にあるスマート電池やスマート照明を使う方法もあります。映像では確認できませんが、親の動きを感知できます。
参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」