親の入院・介護、何をすればいい?

すぐにすべきこと、お金のこと、考えること【親の入院・介護】

HOME 認知症

介護保険サービスの支給限度額について知る【介護保険サービス費】

投稿日:2021年4月27日 更新日:

結論

要介護度ごとの支給限度額

介護保険サービス費用は、次表のとおり要介護度ごとに1か月の支給限度額が決まっています。さらに本人の所得と、世帯所得によって、自己負担額の割合が1割から3割まで変わります。要介護度が高いほうが支給限度額は増えるので、利用できるサービスは増えます。支給限度額を上回ってサービスを利用した場合は、全額自己負担となります。また、福祉用具の購入・住宅改修については、要介護度にかかわらず、別途支給限度額が設けられており、福祉用具の購入は4月1日から1年間で年間10万円、住宅改修は1つの住宅につき20万円です。毎年6~7月頃に、市区町村から負担割合が記された負担割合証が交付され、親の負担割合がわかります。介護保険サービスを利用するときに、介護保険被保険者証と負担割合証の2枚を、サービス事業者や施設に提出する必要があります。

要介護度が高いからと言って得なわけではない

要介護度が高いほうが、支給限度額が増えるので、できるだけ高い介護度で認定されたほうがいいと考えがちです。しかし、要介護度が上がると、特養などの施設サービスや、デイサービス、ショートステイなどの基本料金も一緒に高くなるものもあります。その分、自己負担の金額も増えてしまうのです。支給限度額を超えるほど介護保険サービスを利用しているのであれば、今の要介護度が親と合っていないのかもしれません。その場合は、区分変更で経済的負担が減るかもしれないので、担当ケアマネに相談してみましょう。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

にほんブログ村 介護ブログへ

-HOME, 認知症
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

要介護認定の結果に不満があった場合は【審査請求・区分変更】

HOME

要介護認定の結果に不満があった場合は【審査請求・区分変更】

結論 要介護認定の判定結果の不服は区分変更で 初めての要介護認定では、判定結果が不服かどう…

続きを読む

親の銀行口座からお金が下ろせなくなる前に考えること【成年後見制度・家族信託】

HOME

親の銀行口座からお金が下ろせなくなる前に考えること【成年後見制度・家族信託】

結論 成年後見制度でできること 認知症の親の入院や、介護施設への入居など、急にまとまったお…

続きを読む

認知症?と感じたら生活環境から探ろう【認知症の予兆認】

HOME

認知症?と感じたら生活環境から探ろう【認知症の予兆】

親が同じことを何度も言う、趣味嗜好が急に変わるなどの代表的な認知症のサインは、子の短期間の…

続きを読む

親がなくしがちな家の鍵も遠隔で操作できる【スマートロック】

HOME

親がなくしがちな家の鍵も遠隔で操作できる【スマートロック】

画像 解説 親が鍵をなくす心配はスマートロックで解消 親が家の鍵をよくなくすので、鈴をつけ…

続きを読む

最期はどこで看取るのか【看取りの場所】

HOME

最期はどこで看取るのか【看取りの場所】

解説 認知症と認知症以外で違う看取りの希望場所 厚生労働省の調査によると、約6割の国民が「…

続きを読む

40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。