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正月やお盆を避けて介護する3つの理由【ハイシーズンの介護のデメリット】

投稿日:2021年4月14日 更新日:

結論

正月やお盆にできないこと

年末年始やお盆くらいしかまとまった休みが取れないので、そうした時期に実家に帰って親の様子を確認したり、介護施設にいる親を一時的に家に帰したり自宅に引き取ったりする方もいると思います。わたしは、正月やお盆をなるべく避けて親の介護をしています。理由は3つあり、1つ目は、交通費の節約です。正月・お盆などハイシーズンは、通常なら使える割引がきかなかったり、ハイシーズン価格が設定されたりします。また、新幹線回数券は、この時期は利用できません。駅や空港は混雑して疲れますし、高速道路も渋滞で、いつも以上に移動に時間がかかります。2つ目は、銀行、病院、役所がお休みで何もできないので、改めて平日に親のもとへ帰らなくてはならないからです。3つ目は、正月やお盆に介護施設やデイサービスが利用できる場合、正月の福笑いなど、自宅では難しい季節感のあるイベントが実施されているのに、あえてその時期に自宅へ連れて帰らなくてもいいと考えるからです。

ハイシーズン前後の平日に休む

長期の休みの際に会った親の変化、家の変化に気づいていながら、仕事が忙しく、次の長期休みまでの間に、認知症が進行することもあります。どうしてもハイシーズンにしか休みが取れない場合は、暦どおりに休み、休み明けの平日に、追加で休みを取りましょう。頻繁に通えない人ほど、親に会うわずかな時間は貴重です。通院の介助をする、包括に行く、役所の手続きを終わらせるなどスケジューリングをして、平日の時間を有効に活用しましょう。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

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40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。