親の入院・介護、何をすればいい?

すぐにすべきこと、お金のこと、考えること【親の入院・介護】

HOME 認知症

保険認知症の親が損害を負わせたら【認知症】

投稿日:2021年5月11日 更新日:

解説

3つの認知症保険

認知症保険には、MCIの段階を保障する保険、認知症と診断され、その状態が継続されたときの保険、認知症の親が第三者に損害を負わせたときの賠償責任保険の3つの保険があります。離れて暮らす親の場合、特に損害賠償をカバーしておくといいでしょう。認知症の親の起こした事故の監督責任が、子に対して問われるケースもあります。まずは、現在子が加入している自動車保険、火災保険、共済などの特約で個人賠償責任保険に加入しているか、確認しましょう。別居している家族までカバーされていない場合もあるので、補償内容と一緒に対象範囲の確認をしてください。また、神奈川県大和市では「はいかい高齢者個人賠償責任保険」があって、地域のSOSネットワークに登録すれば、自治体が保険料を負担し、親や子は保険料の負担がありません。同様のサービスを実施している自治体が増えているので、親が住む自治体がサービスを提供しているか確認しましょう。

損害賠償のミニ保険を活用しよう

少額短期保険(ミニ保険)には、認知症と診断されたときの保険、要介護状態になったときの保険、認知症の親が第三者に損害を負わせたときの賠償責任保険があります。ミニ保険は、契約のしやすさが利点で、保険料も安く、契約期間は1年単位です(更新は可能)。その分、補償額は個人賠償責任保険ほど多くはありません。特に損害賠償のミニ保険は、子が認知症の親のために申し込むケースが多くなっています。損害賠償費用の実相場を低く見積もりがちです。

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

にほんブログ村 介護ブログへ

-HOME, 認知症
-,


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

介護で会社を休むための休暇とその使い方【介護休業制度】

HOME

介護で会社を休むための休暇とその使い方【介護休業制度】

親の介護が理由で会社を休む場合、育児・介護休業法で定められている介護休業・介護休暇を取得で…

続きを読む

離れて暮らす親を扶養にして医療費を節約する【扶養控除】

HOME

離れて暮らす親を扶養にして医療費を節約する【扶養控除】

結論 親は健康保険上・税金上の扶養にできる 離れて暮らす親を、健康保険上の扶養と税金上の扶…

続きを読む

「退院後の介護」についてのまとめ【親の入院・介護】

HOME

第二章「退院後の介護」のまとめ【親の入院・介護】

「退院後の介護」についてまとめてみました。以下、リンク付きで記載していますので改めてご確認…

続きを読む

離れて暮らす親の家の火事が心配【防火対策】

HOME

離れて暮らす親の家の火事が心配【防火対策】

結論 火災の原因ベスト3 離れて暮らす親が認知症になると、火の元が心配です。消防庁の調査に…

続きを読む

親の地元の葬儀社を見つけておく【葬儀社探し】

HOME

親の地元の葬儀社を見つけておく【葬儀社探し】

解説 葬儀社は没後半日以内に決める人が6割 親を看取ったあと、すぐに葬儀社を決める必要があ…

続きを読む

40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。