お医者さん周りは専門的な用語がたくさん使われており、最近では患者さんやその家族に対しての説明に、専門用語を使わないようにといった病院もあるみたいですが、まだまだ戸惑うことが多いです。
話の途中から何言われているのか理解できないまま進んだりすることのないよう、理解のできなかったことは、再度説明してもらうなど、遠慮は不要です。理解していないまま「同意書」に記入しないようにしましょう。
結論
説明を受けて、しっかりと理解した上で、「同意」する。またその上で、他のお医者さんにも意見を聞いてみたいときは、制度として存在している方法なので、遠慮なく伝えましょう。
解説
「インフォームドコンセント」とは
患者さんや家族が、手術や検査、治療についてメリット・デメリット含めて十分に理解したか。また医療側も患者さんや家族の意向を受け止めたのか、その上でどのような医療を選択するかを、患者さん、家族はじめ関係者で互いに情報共有し、皆で合意するプロセスです。
専門的な知識のない我々だからこそ、十分に耳を傾け、またこちら側の意見も伝えることが大切なのかなと思います。最善の方法と認識できた上で同意書へのサインを行います。
確認事項の主な内容
- 検査や治療の方法
- 手術の方法、目的
- 手術によって期待できる効果
- 術後の注意点
- 麻酔の危険性
- 輸血
- 合併症
「セカンドオピニオン」とは
よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のこと。紹介状を書いてもらい、検査データを借ります。親を連れて行くのが難しい場合、本人の同意があれば、家族だけで話を聞くこともできます。
ちなみに主治医に確認せずとも別の医師に診てもらうことも可能です。ただその場合は「セカンドオピニオン」とは言わず、初診となります。
参照:「親が倒れた! 親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第2版」