親の入院・介護、何をすればいい?

すぐにすべきこと、お金のこと、考えること【親の入院・介護】

会話

「遠距離介護」親は住み慣れた家がいい【親の入院・介護】

投稿日:2020年12月16日 更新日:

親と別居のケースでは、親が入院、そして介護が必要になると「同居」を考えることがあります。通常、子が親元へ移り住む「Uターン」を選択するのは仕事などの事情で難しいため、自分の家やその近所への「呼び寄せ」を検討する必要があります。

結論

「遠距離介護」のメリット・デメリット

メリット

  • 親子がそれぞれ住み慣れた土地に暮らせる
  • 仕事や子育てなど、自分の生活のペースを維持できる
  • 互いを思いやる気持ちを維持しやすい
  • 介護保険のサービスが使いやすい(「別世帯」ということで、親の医療費、介護費が安くなることもある)

デメリット

  • 「いざ」というときが不安
  • 親の状況を把握しにくい
  • 距離が遠くなるほど、通うための体力とお金が必要になる
  • 周囲から「冷たい子」として見られる場面がある

解説

別居の親の「呼び寄せ」は難しい現実

多くの場合、親に提案しても「住み慣れた家がいい」と呼び寄せに応じません。

それは、もっともなことだと理解しましょう。住み慣れた場所だと友人や馴染みの店、風景、方言に囲まれています。呼び寄せても、子は日中仕事に出かけ、結局親は1人きりというパターンも。新たな環境に馴染むことは難しく、認知症などがある場合には悪化するケースも見られます。また、同居によって、介護保険などのサービス利用に制限が生じることもあります(2章13、6章4)。次図表でも分かるように、「子どもの家で介護してほしい」は少数です。

「遠距離介護」という選択肢

遠く離れて暮らしながら、親の介護をしている人は大勢います。本書で紹介している制度やサービスを活用すれば「遠距離介護」は可能です。

遠距離介護では、親も子もこれまで通りの生活を継続できます。当初は2つの地点で気持ちを切り替えることは難しいかもしれませんが、次第に慣れます。また、離れて暮らしているので、互いを思いやる気持ちを持続しやすく、優しくできる、などのメリットもあります。

親や自分の家族、親の担当ケアマネジャー、地域包括支援センターの職員などともじっくり話し合い、より良い方法を選択したいものです。

参照:「親が倒れた! 親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第2版」

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40代に入り、いよいよ親の心配もで始めた感じではあるのですが、いざと言う時に何をどうすればいいのって、全くわからないことだらけ。わたしの年代だと同じ環境の方もたくさんおられると思います。

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。