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家族が必ずたどる認知症介護4つの心理的ステップ【介護者の心情】

投稿日:2021年3月4日 更新日:

認知症介護をする家族は、必ずこの4つの心理的なステップをたどります。おさえておきましょう。

解説

第1ステップ

「とまどい・否定」

しっかりしていた親の言動が変わり、今までできていたことができなくなった姿に、子は「とまどい」ます。そして、親の認知症を受け入れられずに、「否定」します。認知症について、誰にも相談できず、ひとりで悩む時期です。

第2ステップ

「混乱・怒り・拒絶」

認知症の親の言動にとまどい、否定したところで、何も変わりません。意味が分からず、どう対応していいか「混乱」します。家族はそれでも頑張って介護を続けるのですが、何を言っても通じない親に対し「怒り」、声を荒げてしまいます。ついには、家族は精神的・肉体的に追い込まれ、「こんな親、いなくなってしまえばいい」と考え、介護を「拒絶」します。認知症の知識もなく、介護保険サービスの利用も考えられない、自分の常識の中だけで親を介護し、ついには限界を迎えます。

第3ステップ

「割り切り・あきらめ」

懸命な努力もムダなことだと分かり、次第に「割り切ったり、あきらめたり」するステップが訪れます。ようやく、認知症への理解や介護保険サービスの利用が見えてくるようになります。

第4ステップ

「受容」

認知症への理解が深まり、親をようやく受け入れられる(=「受容」)ようになります。親のプラス面まで、観察できる余裕が生まれます。

第3・第4ステップになかなか進めない理由

  1. 認知症に対する知識が不足しているため、親の言動を理解してあげられない
  2. 認知症介護のノウハウが不足しているため、対処方法がわからない
  3. 認知症の親がどれだけ不安な気持ちでいるかを理解してあげられない
  4. 認知症介護をしている仲間がおらず、孤立している
  5. 子の常識をそのまま親に当てはめ介護している
  6. 介護保険サービスを利用していない
  7. 親の認知症を受け入れるまでにはある程度の時間がかかるが、その時間が十分でない
  8. 離れた親と接する時間が短いため、認知症介護中に経験する葛藤や苦悩の時間が十分でない

参照:「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと」

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福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。親の入院・介護に直面した時に必要な知識を私も含め、いざという時、慌てないように知識を身につけていきましょう。